「実用的で、しかも分かりやすい」と話題を呼んだ東京都作成の防災ハンドブック「東京防災」(B6判、約340ページ)。都議会公明党が推進し、2015年9月に都内の全世帯に無料配布されました。人気が高いことから、140円(税込み)で一般にも販売。都のホームページでは無料でダウンロードができます。

「東京防災」では、「30年以内に70%」の発生確率とされる首都直下地震などへの対処方法をイラストをふんだんに使って解説。

▽食料品の備蓄や室内の安全確保など今できる備え▽発災から避難、生活再建までの過程で実行すべきポイント▽心肺蘇生法など応急救護の知識や技術――などを詳しく載せています。

視覚障がい者らに向けた音声コード付き防災ブックも好評です。

さらに都は、17年度予算に「女性視点の防災ブック」の作成費を計上。これは、都議会公明党が、災害時に避難所での着替えや授乳といった女性特有の課題があることなどを踏まえ、昨年12月に小池百合子都知事に作成を直接要望。「良い(提案)ですね。分かりました」との回答を得て、その後も定例会などで強く訴え予算化されました。

公明新聞:2017年4月11日付

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