議員報酬削減を実現 教育充実策も訴え

都議選勝利へ支援を訴える山口代表と中島都議(19日、東京・調布市)

公明党の山口那津男代表は19日、東京都調布市内で開かれた同市と狛江市で構成する党北多摩第3総支部(小林市之総支部長=調布市議)の時局講演会であいさつし、中島よしお都議(都議選予定候補=北多摩3区)と共に7月の都議選勝利への支援を呼び掛けた。

席上、山口代表は、公明党が結党以来、「大衆とともに」との立党精神を掲げ、教育や福祉の充実などに取り組んできた実績を紹介。都民生活の向上や山積する東京の課題に対して「ネットワークの力で幅広く都民の声を受け止め、都政改革を前に進めていく」と力説した。

その上で、山口代表は都議会公明党が掲げる「3つの挑戦」((1)身を切る改革(2)教育負担の軽減(3)人にやさしい街づくり)に言及。都議会で議員報酬20%削減などを盛り込んだ条例が成立したことに触れ、「いち早く提案した公明案に沿って実現したものだ」と強調。私立高校授業料の実質無償化が、4月から都内に住む年収約760万円未満の世帯を対象に実施される道筋を付けたことなども報告した。

中島都議は、2020年の東京五輪・パラリンピックに向け「世界一のバリアフリー都市をめざし、誰もが暮らしやすい街づくりに全力を挙げる」と語った。

これに先立ち、作家の佐藤優氏が講演を行い、都議会公明党の「3つの挑戦」を高く評価した上で「これからも、民衆の側に立つ公明党の価値観に基づく政策を実現してもらいたい」と期待を寄せた。

公明新聞:2017年3月20日付