都内の公立小・中学校で、ほぼ100%達成

今年の夏も暑さが本格化してきました。東京都内の公立小・中学校では、都議会公明党の強力な推進で、ほぼ全ての普通教室にクーラーを設置。子どもたちが勉強に集中できると喜ばれています。

文部科学省が9日公表した調査結果(4月1日現在)によると、公立小・中学校普通教室の設置状況は全国平均で49.6%。これに対し、東京都は99.9%に上りました。音楽室などの特別教室でも全国平均の34.6%を大きく上回り、東京都は72.0%です。

公立小・中学校の設備は区市町村が整備することが原則です。23区の多くでクーラー設置が早くから進んだ一方、主に多摩地域では遅れが見られました。

そこで公明党は党員らによる署名活動などを展開。都知事宛てに申し入れを行い、都議会でも再三取り上げるなど、都による財政支援を粘り強く主張しました。その結果、都は公立小・中学校普通教室へのクーラー設置に踏み切れないでいる多摩地域など市町村の背中を押そうと、2010年度から独自の財政支援を実施。13年度末には、ほぼ全校で普通教室の冷房化が完了しました。

さらに現在、都は特別教室でも区市町村が18年度末までに冷房化を進められるよう支援しています。

公立小・中学校へのクーラー設置について、共産党は「実現してきました」などと宣伝していますが、財政支援が計上された都の予算に反対してきました。

公明新聞:2017年6月28日付