公明党東京都本部(高木陽介代表=衆院議員)の新春賀詞交歓会が6日、都内で盛大に開かれ、山口那津男代表は、夏の東京都議選の勝利へ総力を挙げて取り組む決意を訴えた。太田昭宏全国議員団会議議長や、高木都代表、高木美智代同代表代行(衆院議員)、竹谷とし子同副代表(参院議員)らが出席。二階俊博・自民党幹事長、小池百合子・東京都知事、三村明夫・日本商工会議所会頭ら政界、経済界、労働界などから多数の来賓も参加した。
あいさつの中で山口代表は、都政における都議会公明党の役割について、「都政で改革と継続性が大事な中、長い間、都政の安定を保つ要の役割を担ってきたのが都議会公明党だ」と訴え、公明党が都議選で勝利し、都政改革を前に進めていくと力説した。
また、政令市や県庁所在地などで、今月以降、相次ぎ行われる地方選挙に勝利し、地方政治の基盤を固めることが国政での政治の安定につながると語った。
自公連立政権の意義について山口代表は、日本の政治を安定させるとともに、「デフレ脱却をめざし、着実な成果を出してきた」と強調。今後も公明党は政権を支える役割を果たし、将来の見通しが利く状況をつくり出すと述べた。
今月20日に召集予定の通常国会の対応では、2017年度予算案と関連法案などの審議が行われることを踏まえ、「経済成長と分配が、かみ合った好循環を実現し、国民に希望がゆきわたることが重要だ。その推進力として成長を進め、成長した力を適切に分配していく」と力説した。
一方、二階自民党幹事長は、「公明党と自民党が共に手を携えて協力してきた歴史が、今の日本の政治の歩みだ。協力できるところは協力し、両党が責任を持ち対応したい」とあいさつ。小池都知事は、「これまでの信頼関係をベースにしながら、都民のための都政を確実なものにし、東京大改革を進めるため共に歩んでいきたい」と語った。
三村日商会頭は、「トランプ次期米大統領の経済政策が未知な中、本当に頼りにしているのが日本の安定政権だ」と述べ、日本の潜在成長率上昇に向けた政権の取り組みに期待を寄せた。
高木都代表があいさつしたほか、高木同代表代行が都議選に挑む23人の公明党予定候補者を紹介し、必勝を誓った。
公明新聞:2017年1月7日付