特別支援教育の充実について、関係者と意見を交わす都議会公明党(左側3人)

東京都議会公明党の教育政策推進プロジェクトチーム(のがみ純子座長、都議選予定候補=葛飾区)のメンバーはこのほど、都庁で「東京の障がい児教育を充実発展させる会」(早崎薫代表)の関係者らと会い、都の担当者と共に特別支援教育の充実に関して意見を交わした。

都は2016年度から18年度にかけ、都内全ての公立小学校に「特別支援教室」の設置をめざしている。

これまで都は、高機能自閉症やアスペルガー症候群など発達障がいのある一部の児童を対象に、在籍する小学校の通常学級の授業に代えて、他校に配置された「情緒障害等通級指導学級」で特別な指導を受ける「通級学級」を導入。だが、発達障がいのある児童が増えている現状から、都はより多くの児童が在籍校できめ細かい支援が受けられるよう、全小学校で特別支援体制を整備・充実することにした。

同会関係者からは、特別支援教室について「通級学級に比べ指導時間が減るなど、これまで通りの指導が受けられなくなったという声がある」として、特別支援教育のさらなる充実を求めた。

のがみ座長は、今後も意見交換を継続する考えを示し、「特別支援教育の充実に全力を挙げる」と語った。

公明新聞:2017年2月22日付