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記録用カメラのモニターが設置されている給食センターの研修室で関係者から説明を受ける中島都議(左から5人目)と狛江市議会公明党のメンバー(左から4人)

安全・安心の中学校給食に

東京都議会公明党の中島よしお団長(都議選予定候補=北多摩3区)と、狛江市議会公明党の佐々木貴史幹事長らはこのほど、同市で昨年から運営している「狛江市立中学校給食センター」を視察した。同センターの開設には公明党が尽力し、現在、市内の全4中学校で約1300人分の安全・安心な給食が提供されている。

異物混入 問題後 公明が改善を一貫リード

狛江市では、2008年10月から民間業者に委託して弁当を生徒に支給する「ボックスランチ」方式で中学校給食がスタートした。しかし、弁当の中にプラスチックの破片やホチキスの針などの異物が混入する問題が開始年度から多発していた。

この問題について09年3月の市議会定例会で、佐々木幹事長は「原因究明と委託業者に対する改善指導など、再発防止策を講じるべきだ」と主張するとともに、委託業者を選定した市の責任を追及した。また、同6月に市議会公明党として、市長と市教育長に対して委託業者の見直しや事業の中止を含めて中学校給食のあり方を検討するよう要望書を提出したが、市の対応は鈍く、状況は一向に改善されなかった。

事態を重く見た市議会公明党は中島都議と連携。直ちに中島都議が都に対して市から状況を聞くよう求めた。その結果、都は問題の委託業者を調査し、市に改善措置状況の報告を要請。改善に向けた具体的な取り組みが始まった。

その後、市は安全で安心な中学校給食に向けた検討委員会を設置。10年には市議会公明党が09年12月定例会で提案していた給食センターを設置する方針を決定した。

事後の検証に備え記録カメラを設置

20161205_6_2衛生管理に配慮して天井を低くした給食センターの調理室開設された中学校給食センターには、衣服に付いたホコリを除去するエアシャワー、トラックに料理を積む際の気密性を確保するドックシェルターなど、衛生管理のために高性能な設備を整えた。調理室は天井を低くして吹き抜けのない空間とし、ホコリがたまらないように工夫した構造になっている。

調理室内には記録用のカメラが設置され、センター事務室や研修室でライブ映像を見ることができる。視察や研修で訪れる人が調理室に入らずに済むことによって衛生環境を保つほか、異物混入などの問題が発生した際には記録映像が検証作業に活用される。

市教育委員会学校給食係の植木崇晴係長は、「過去の問題を教訓にして、中学生たちに安全で安心な学校給食を提供していきたい」と話していた。

(以上、公明ニュースより転載)