高齢者の“足”支え社会参加あと押し

70歳以上の東京都民が取得できる「シルバーパス」。同パスは、高齢者の社会参加を促進するもので、多くの人に活用されています。近年、高齢ドライバーによる事故が相次ぎ、運転免許証を自主返納する人が増える中、都民の“足”を支える、より重要なものとなっています。

同パスがあれば、都バス、都営地下鉄、都電、日暮里・舎人ライナーなどの都営交通と、都内の民営バスに無料で乗車できます。

パスの発行費用は、住民税が非課税の人は年間1000円です。住民税課税の人は2万510円ですが、前年の合計所得が125万円以下であれば、1000円で発行されます。

公明党の主張で、シルバーパス制度が導入されたのは1974年。以来、公明党は同制度の堅持を一貫して主張し、存続させてきました。今年度予算では、利用者数が初めて100万人を超す見込みです。

昨年12月には、小池百合子知事に対して、同パスの利便性向上のため、都が出資する団体が運営する多摩モノレールや、新交通ゆりかもめなどでも利用できるようにすべきだと提案しています。

公明新聞:2017年4月24日付